出品者がVAT計算サービス(VCS)に登録したものの、VCSでVCS計算を実行できないAmazonチャネルトランザクションが一部存在することがあります。この場合は、Amazonは追加VATレポートに対象トランザクションを事前入力し、出品者が必要な項目を簡単に入力できるようにします。
これは、以下のことが原因で生じる可能性があります。
VCSがVAT計算を実行できなかった対象月の返金があります。返金がリンク付けされている元の販売が、VAT計算サービスが有効になる前に実行されたことが原因です。
VCSがVAT計算を実行しなかった販売があります。VAT計算サービスが有効になる前にAmazonシステムで注文が生成されたことが原因です。
受領書は、VCSがVAT計算を正常に実行できなかった場合に一度だけ生成されます。受領書は、(RECで始める)請求書番号で識別できます。VCSがVAT請求書ではなく受領書を発行する理由として、次のことが考えられます。
B2C購入者に商品を販売する場合、VATの登録を済ませていない国から、VAT登録済みの国に発送すると、二重課税シナリオの原因となることがあります。販売価格はVATを含んだ価格と見なされ、VCSはそのVATを含んだ価格に到着国のVATを上乗せして計算することになります。
この二重課税の問題を回避するため、VCSでは、VATを含んだ価格に言及した受領書のみを作成します。
発送国で登録していない場合にB2B購入者に商品を販売し、その商品を国境を越えて発送すると、VSCはVATを正確に計算することができなくなります。
そのため、VCSはVATを含んだ価格に言及した受領書を作成します。
トランザクション時点で利用可能なVAT番号と、追加テンプレートで指示されているVAT計算項目のみを記入してください。
追加VATレポートは、遅くとも毎月6日までに、こうしたトランザクションと、他の追加トランザクションによって更新する必要があります。
追加VATレポートで追加情報を提供する必要が生じるのは原則として、Amazon VATサービスに移行する最初の数か月間のみです。この期間には、出品者のVCSが有効になる前に発生した販売トランザクションに関し、多数のAmazonチャネル返金が生じる可能性があります。
この初期期間が終了すると、こうした未計算のトランザクションについて記入する必要が生じるのは、VSCによって(請求書ではなく)受領書が発行されるという例外的な状況に限定されます。